武尊と那須川天心

k-1に武尊という人気選手がいる

 

強く。ルックスも良い。人気が出るのも当然の華のある選手だ。

 

彼は言う。

 

街を歩けないほどのスーパースターになりたい。

 

と・・・

 

彼と人気と実力が拮抗していると言われている選手が、那須川天心だ。

 

那須川は何度か、武尊に対戦要求をしている。

 

K-1と武尊は無視を決め込んでいる。あらかさまにだ・・

 

断言するが

 

武尊は那須川と戦わない限りスーパースターにはなれない。

 

スーパースターは強いだけではなれない。

 

ファンが望む相手と戦わなければいけない。

 

勝ち負けよりも遙かに重要な事だ。

 

ボクシングのスーパースター、モハメドアリは5回も負けている。

 

しかし、

 

世界一有名な人であった彼は、自分よりも強いと思われた相手であっても逃げることなく戦った。

 

それが、彼のプライドだった。

 

逃げる事など、彼の誇りが許されない。

 

その戦いにファンは魅了された。

 

格闘技ファンは、武尊と那須川の戦いが見たい。

 

那須川のファンも武尊との戦いが見たい。

 

武尊のファンも那須川との戦いが見たい。

 

那須川は武尊との戦いを望んでいる。

 

そして、

 

武尊はそれをないもののように振る舞う。

 

ファンはバカではない。

 

スーパースターに必要なのは負けない事ではない。強い相手から逃げて逃げてスーパースターになったものなどいない。

 

K-1という小さな団体の王者として、日本人でさえほとんど認知されることなく現役を終えるのであれば問題ない。

 

スーパースターになりたいなどと言わない事だ。

 

スーパースターへは、そんなに優しい道が繋がっている訳はないのだ。